日蓮聖人のお言葉一日一訓
6日 いのち
か えん じょうごう ご しょ
可 延 定 業 御 書 にいわく
 いのち      いっしんだいいち ちんぼう                                こがね
 命と申す物は一身第一の珍宝なり。一日なりともこれをのぶるならば千万両の金にもすぎたり。法華経の
いちだいしょうきょうちょうか         もう   じゅりょうほん  
一代の聖教に超過していみじきと申すは寿量品のゆえぞかし。

 いのちというものは、人間の身にとって、第一の貴くかけがえのない宝である。たとえ一日だけであろうと、このいのちをのばすならば、千万の黄金にもまさるものである。法華経がお釈迦さまの説かれたお経のなかでも、もっともすぐれて貴いお経といわれるのは、み仏の寿命が永遠であることを説きあかしている如来寿量品(にょらいじゅりょうほん)の経文がおさめられているからである。


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