日蓮聖人のお言葉一日一訓
20日 病の良薬
たかはし にゅうどう ご へん じ
高 橋 入 道 御 返 事 にいわく
           えんぶだいにんやまい りょうやく            そうら   えんぶ   うち  にん やまい み            くすり     さんじ    そうおう
 法華経は閻浮提人病の良薬とこそとかれて候え。閻浮の内の人病の身なり。法華経の薬あり。三事すでに相応
    いっしん                                   おうたがい  おん     そうら        ちから 
しぬ。一身いかでかたすからざるべき。ただし御疑の御わたり候わんをば力およばず。南無妙法蓮華経
南無妙法蓮華経。

  法華経は、全世界の人びとにとって病の良薬である、と説かれている。世界の内にいる人は、いずれも身が病んでいる。法華経の薬はここにある。法華経の薬と病の良薬をのませるものと薬をのむべき病人の三つがすでにそなわっている。一身がどうして助からないことがあろうか。しかし、これを疑って、わたしのもとへまいるならば、わたしの力もおよばない。よくよく信じて南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経とお唱えなさるがよい。


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