日蓮聖人のお言葉一日一訓
19日 文字の仏の広い功徳
        にょうぼう ご へん じ
さ じ き 女 房 御 返 事 にいわく
                    ほけきょう いっさい もじ  ほとけ                くどく   ふぼ そふぼ ないし むへん
 ひとつのかたびらなれども法華経の一切の文字の仏にたてまつるべし。この功徳は父母・祖父母乃至無辺の衆生
                  われ                   もう   およ  
にもおよぼしてん。まして我いとおしとおもうおとこごは申すに及ばずと、おぼしめすべし、おぼしめすべし。

  一枚のきものではあっても、法華経のいっさいの文字の仏にたてまつったことになるから、この功徳は父母・祖父母はじめ限りないすべての人びとにも及ぼしていくのである。まして、愛(いと)しいと思うわが夫に、この功徳が及んでいくことはいうまでもない、と思われるがよい。


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