日蓮聖人のお言葉一日一訓
9日 祈り
とみ き あま ご ぜん ご へん じ
富 木 尼 御 前 御 返 事 にいわく
 ごしんじんつき                                     やまい う  いにち            ごうじょう
 御信心月のまさるがごとく、しお(潮)のみつがごとし。いかでか病も失せ、寿ものびざるべきと強盛におぼしめし
み  じ      もの
身を持し、心に物をなげかざれ。

 法華経の信心というのは、月がだんだん満ちていくように、潮がしだいに満ちてくるように、日に日に信ずる心が強く深く満ちていくものである。どうしても病気もなおり、寿命がのびないことがあろうかと心強く思われ、よく身も養生をして、心はくよくよしないようにするのがよい。


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