日蓮聖人のお言葉一日一訓
29日 太陽と蓮華のように
し じょう きん ご にょうぼう ご しょ
四 条 金 吾 女 房 御 書 にいわく
 あき        にちげつ         きよ ことれんげ                  にちげつ れんげ    ゆえ
 明らかなること日月にすぎんや。浄き事蓮華にまさるべきや。法華経は日月と蓮華となり。故に妙法蓮華経と
な           にちげつ れんげ ごと 
名づく。日蓮また日月と蓮華との如くなり。

  明らかなことは、日月にすぎたるものがあろうか。浄きことは、蓮華にまさるものがあろうか。法華経とは、くらやみをとりのぞく明るい日月であり、けがれたところにあって、とこしえに浄らかな花を咲かせる蓮華のことなのである。そこで、妙法蓮華経となづけられている。日蓮もまた、この日月と蓮華のようになって、法華経とともに生き、くらやみの世に光明をそそぎ、けがれた人の心を浄めていこうとするものなのである。


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