平成17年度 講話スケジュール
いずれも ・午後1時から 「信行会」 ・2時〜3時30分「講話」
会場:東京都大田区池上 日蓮宗宗務院五階 講堂
テーマ 私の立正安国論 こころ伝える日蓮宗 平成21年(2009)は日蓮聖人が鎌倉幕府へ「立正安国論」を奏進されてから750年という年になります。
今の世、人命軽視、天変地異の続発等、鎌倉時代に酷似した世相となっています。そこで今年度は、各界でで活躍されている11名のご講師に「私の立正安国論」のテーマのもと、ご自身の念(おもい)を語っていただきます。
●入場無料 東急池上線 池上駅下車 池上本門寺総門隣 日蓮宗宗務院
日蓮宗宗務院伝道部
第1回 4月1日 お寺の市民権〜いのちの輝きを求めて〜 吉田 永正師
永照寺ボランティアグループ マイトレーヤ代表 山梨県永照寺 終末期医療のいのちの輝きを求めるホスピス、幼児期のいのちの教育の躍動感、ボランティア活動のいのちの支えあい、これらは全て立正安国の精神。現代に生かせ、立正安国。
第2回 5月13日 心豊かに生きる 大島 龍穏師
元横須賀警察署刑事 福井県本楽寺 「苦しみの中に沈む人たちの心に小さな灯を点したい」この一念で刑事から僧侶の道へと転身いたしました。心豊かに生きることこそ、抜苦与楽への道に繋がるものと固く信じております。
第3回 6月3日 韓国の日蓮宗 禹 法顯師
大韓民国寶土寺 日蓮宗開教師 立正安国の国は一つの国を示すのか、あるいはこの娑婆世界を言うのかで悩んだことがあります。「われ日本の柱とならん・・・」を日本以外の国ではどう解釈するでしょうか。
第4回 7月1日 私たちの社会貢献、世界貢献は如何にあるべきか 鴻池 一季氏
轄ヲr組 取締役会長 十年前の神戸の震災復旧やタンザニア・モンゴルでの海外経済協力工事等、職業を通じて経験したことや、体験に基づいた考えをお話しさせて頂きたいと思います。
第5回 8月5日 長谷川等伯作の大涅槃図が訴えるもの 大塚 泰詮師
京都 本山本法寺貫首 長谷川等伯が苦しみ、悲しみ、悩みを乗り越えて描いた大涅槃図に訴えているものを学び、光悦作庭の「巴の庭」を通して信心の在り方を学び取りたいと思います。
第6回 9月2日 誰が衆生救済に向かうのか 楠山 泰道師
日本脱カルト協会理事 神奈川県大明寺 青少年の健全育成のため相談事業に従事、非行問題、不登校、いじめ等の問題に、相談室を通じて対応。特にオウム真理教をはじめとする破壊カルトによる、入信による多くの問題に対応、現在では自殺、年間自殺者約三万三千人、引きこもり約百万、カルト問題で苦悩する家族推定百万、鬱病、人格障害、どうしたら救えるのか。精神的病みを救う宗教。私の「立正安国論」、未来の日本は早く過ちに気づき、今から本気で始めなくては。
第7回 10月7日 国際医療保健協会からアジアを考える 岡ア 勲氏
東海大学医学部教授 慶応大学内科講師を経て、産業医学大学短期大学教授。その後、慶応大学医学部衛生学助教授から平成四年東海大学医学部教授、現在に至る。
WHO西太平洋地域事務局、JICAの支援を受け、「東海大学WHO協力、JICA支援 二十一世紀保健指導者養成コース」責任者を務め、平成八年より毎年一回開催し、本年第十回を開催する。既にアジア開発途上国保健省幹部百名を排出しており、その方々との議論から、これからのアジアの医療・保健から安全保障を皆様と一緒に考えたい。
第8回 11月4日 宗教と国家 中村 生雄氏
学習院大学文学部教授 日本の宗教は「クニ」や「国家」というものと、どのように関係してきたか?その過去と現在を考える。
1、宗教と国家の歴史 2、国と靖国神社の問題 3、現代の葬送儀式の変化
第9回 12月2日 野球人生 堀内 恒夫氏
前読売巨人軍監督 山梨県蓮華寺住職 松本学昭師に邂逅し、本当の生き方を学ぶ。野球を通してわが人生、現代社会について語ろうと思っています。
第10回 18年 2月10日 いのちの不思議に気づく 野坂 法行師
大多喜南無道場主 千葉県妙嚴寺 仏教・法華経は自分が一体何者で、どのようにしてこの「いのち」が成り立っているかを自覚し、実感する教えです。その教えを信受すれば、個人には心の安らぎが、その個人が構成している社会には、真の安定と秩序がもたらされます。日蓮聖人は生涯そのことを主張されたと思うのです。
第11回 18年 3月3日 音楽と共に「宗祖御一代記」を語る 深沢 友遠師
愛知県最経寺 世の中を小我から大我の流れに一本、仏の智慧と慈悲と救済に満ちた真の平安を実現せんと、身命を捧げられた宗祖のご生涯。今、この時こそ、心に目に思い浮かべてみませんか。
※ 講師各位の肩書きは平成17年3月現在のものです。