平成25年〈9月〉
「十粒のひまわりに庭乗っ取られ」
妻の友人からひまわりの種を10個いただいて、さっそく庭の花畑に植えてみた。暫くすると大きな芽が出て来て、ずんずん大きく伸びてきた。背丈を超えてもまだまだ伸びて終いには高さ2,5メートル以上になり、頂上に大きな花をつけた。 突如、我が家に「10本の向日葵林」が出現、野菜や草花の庭を覆うようになってしまった。 見ていて何事にも妨げられることもなく伸びて行く姿は、若き日の自分に重ね合わせて嬉しくなった。今年の夏は大きな向日葵の花を眺めて、いつもの平凡な夏と違って、生活に少し変化をもたらしてくれている。 「ひまわり」というと、あの有名なゴッホの名画を思い出していた。 向日葵の名前は、花が太陽の動きにつれて回ることから名が付けられたと云われているが、わが庭の花はおおむね東向きに咲いている。 調べてみると、花になる前の蕾の時は太陽の方向に向くようであるが、花が咲いた後は皆東向きになる。庭の向日葵は先日の暴風雨で茎が曲がってしまい、数本の花は東向きから少しずれてしまっていた。
「庭に咲いた向日葵」 ゴルフのドライバーと背丈を比べて見てください。 撮影 土屋 博