平成２５年〈７月〉

　「沖縄やのんびり渡る水牛車」

　沖縄本島から数百キロ離れたところにある西表島（いりおもてじま）から水牛車で由布島（ゆふじま）に渡った。西表島と由布島の間は４００メートルで浅瀬となっており、水深は膝の高さくらいなので観光客は水牛車に乗って行く。

　水牛車に乗って広々とした海岸で潮風を受け、三味線伴奏の沖縄民謡を聴きながら湯布島へ渡った。沖縄の中でもここだけの珍しいい経験をして、のんびりした気分に浸ることができた。その時の情景が浮かび、旅行の想い出にこの句を作った。

　島は面積0.15ｋ�u、周囲2.0ｋmの小さな島で、熱帯亜熱帯の様々な動植物が自然のまま棲息している楽園と思えた。

　沖縄に行って驚いたのは、沖縄本島から西表島、石垣島までおよそ450�q離れており、台湾の方が近い島々であった。それぞれに独自の文化、風俗を持っていて島の皆さんは明るく親切で生活を楽しんでいるように思えた。