俳句のコメント
「八月の黙祷カザルスの鳥の歌」
八月は広島、長崎の原爆と終戦、また秋田では土崎製油所の空襲で、多くの死者を出しました。
当時私は小学生でしたが、「八月」は忘れることは出来ません。
パプロ・カザルスは、世界的なチェロ奏者で、熱心な平和活動家でもあり、シュバイツアー博士とともに、核実験禁止の活動にも参加していました。
1971年の国連総会に、カザルス作曲の「国連賛歌」演奏のあと、しめくくりに平和を願ってこの「鳥の歌」を弾きました。
カザルスの故郷カタルニヤでは、「鳥たちは平和(ピース)、平和(ピース)、平和(ピース)と鳴きながら飛んでいるのです。」と、右手を上げて繰り返したそうです。この会場の参列の全員が感動し、涙を流したと報道されていた。
私も大好きなカザルスの「鳥の歌」を入れて詠んでみました。俳句は五・七・五が原則ですが、この句は五・九・五です。
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