俳句のコメント
「白雨(はくう)来るピサの斜塔を手でささえ」
数年前、妻と念願のイタリア旅行へ行ったときに詠んだ句である。
時折雨が降ってくる空模様の日であった。用心のため傘を持ってバスを降り、目的地に向かった。
暫く行くと、高さ55メートルの少し傾いた塔が見えてきた。どこの観光地でもおなじように、塔の広場にはお店がびっしりと並び、観光客が大勢たむろしていた。
訪れた観光客はみな、添乗員の手ほどきで、ちょうど人が斜塔を手で支えているように見える写真を撮ってもらっていた。私たちも同様に記念の写真を撮った。
イタリアでは、何処へ行っても「世界遺産」があり、とても興味深く、歴史を感じた。その中で今も残る有名な古代ローマの遺跡「コロッセオ円形競技場」も詠んでみた。
「コロッセオ地下の迷路に西日さす」
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