(平成22年6月11日 撮影 秋田市外旭川地区)

〈5月〉

青田風ひたすら動く油田の井
俳句のコメント

 「青田風ひたすら動く油田の井」

 昨年、大潟村方面に車で向かった。秋田市内を過ぎて郊外を暫く走ると、一面に青田が広がり、のどかな田園風景になった。

 暫く進むと、田んぼの中に何か動く物が見えた。良く見るとそれは、単調に動いている油田の井戸と判った。少し進むと、また井戸が見えた。

 そう言えば、昭和20年代は、八橋・金足・黒川地区には国内最大級の油田があり、秋田市の風物詩であったことを思い、中学時代が懐かしくこの句ができた。

 秋田に今でも油田があったのを知って本当にビックリした。調べて見たら、秋田の油田は現在も産油している数少ない国内の油田であることを知った。