俳句のコメント
「菜の花や 北緯四十度の岬」
男鹿半島に向かう道はちょうど菜の花の盛りであった。
途中、寒風山に登って360度大パノラマ展望台から、遠望には白神山地、目を下ろすと広大に干拓された大潟村を眺めた。
日本海に突き出した格好の草原をしばらく通って海に向かって行くと、半島最北端の「入道崎」に到着した。灯台に登り、北方に白神山地、南に鳥海山の雄姿を眺め展望を楽しんだ。
静かな日本海を眺めながら昼食を取り、海岸に下りて散策した。ふと気が付くと、そこには「北緯四十度」と印した男鹿石(安山岩)で造られたモニュメントが建っており、ここは記念撮影のポイントになっていた。
※中七、下五と普通は言葉が切れますが、「北緯四十度の岬」は変則ですが、続けて詠めば十二語(中七+下五)に納まっております。
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