説 法 |
平成18年度 「日蓮宗秋田県伝道大会」 |
日蓮聖人の成仏論〜特に霊山浄土と女人成仏について〜 |
前日は日本列島を停滞する前線の影響で、太平洋側を主に、台風並の強風に見舞われ、海難事故が多発した。翌日は知らん顔の如く、澄み切った秋空にススキが風にたなびく。この大風は何だったのだろうか?秋田市から高速自動車道に乗り約40分、能代市・本澄寺で18年度「日蓮宗秋田県伝道大会」(第36回護法大会)が開催された。
85歳を迎えられて益々お元気な分銅日香上人。大法要の前のご説法をどうぞ!
収録 編集 小倉 孝昭
● 分銅 日香 上人 大正12年生まれ 元日蓮宗秋田県宗務所長、常任布教師歴任
◇◇◇ インド仏蹟参拝 実に18回を重ねる ◇◇◇
現在 秋田県南秋田郡五城目町 宗延寺 院首
著書 インド仏蹟参拝に関する著書、多数
近著 「私の見た日の神七面様」 (平成18年4月8日発行)
【謹呈に添えられた・お言葉】
ようやく春のきざしが見えてきました。今年はこれまで経験したことのない大雪に見舞われ、大屋根から落ちてくる雪に閉ざされ、まるで穴倉にいるような暗い寒い日が続き、私のような病人には生きながらの八寒地獄でした。とてもこの冬は過ごせないと思い、これまでお世話になった方々や、わざわざ病院に駆けつけ励ましの言葉をかけて下さった方々に、自分の感謝の思いを届けたいと、十一月、十二月、一月、毎日机に向かいペンをとり、二月四日に脱稿したのがこの本です。
ご承知かと思いますが、平成十五年の夏、私の不注意で高所から転落し、首の骨を折り、あやうく死にかけましたが、大手術が功を奏したものか、九死に一生を得て、只今、何とか更賜寿命の日々を送っております。
間もなく桜の花も咲きますし、あたたかな春になれば、ここしばらく私のいのちの花も開けそうな気がいたしております。あの事故で生命を落としたなら、私の一生も犬死にのようなもので、成仏も出来なかったと思います。
幸いに一生を得て、かつてない病痛を受け、私もなんとか法華信仰に辿り着いたような気がいたしております。そして、私なりに生かされているものの使命を感じ取っております。
文中お察しいただければ、喜びこれにすぐるものございません。
大聖人が富木尼御前に与えられたお手紙に次のようなお言葉があります。「一日も生きておわせば、功徳つもるべし、あら惜しの命や、命や」
分銅 日香 拝 平成十八年 四月 十日 尊聖知友 各位
日蓮宗秋田県宗務所主催
「18年度 伝道大会」
収録映像はWindows Media Player を通してのメディアファイル版になっております。
〈ダウンロードで聞く〉 29,4MB
講演時間:1時間4分50秒
〈ストリームで聞く〉
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〜特に霊山浄土と女人成仏について〜
Real Player を通してのリアルファイル版です。
〈ダウンロードで聞く〉 9,61MB
講演時間:1時間4分50秒
〈ストリームで聞く〉