講話テキスト 〜 仏教の社会化〜


平成15年11月7日 月例金曜講話配布資料   井上 日宏


 心の時代の人間学(考 話

    足の裏的人間になれーーー(人生を考え、自己を創る)

◎ 内需拡大とは

    ◇内ーーー観=ルーツを尋ね   初心ーーー是非の初心 時々の初心 生命の初心
           省=反省
    ◇需要供給 =四求(しぐ)ーーー1.愛情(愛されたい) 2.賞賛(ほめられたい) 3.認識(みとめられたい) 4.活用(役にたちたい)
    ◇拡   大 =未知の可能性への挑戦(趣味を求めよ)

◎ 人間的幸福観の確立(幸福の条件)

理想の確立 (希望と目的) 生計の確立 (経済と生活)
信頼の確立 (信用と友情) 相談の確立 (人生の師)
自尊の確立 (自信と自立) 健康の確立 (気学応用編)


 真の幸福とは=「独座大雄峰」 中国の百丈という僧

   ◆ 仏陀の対機説法=教育・研修・向学・QC(クオリティーコントロール)

(能力に対応) (生活の指針) (原点・創始の歴史)
(年間ターゲット) (自己探求) 10 (企画構成)
(今・只今の気) (四季に学ぶ) 11 (規則・内規)
(交通安全) (理想希望) 12 (死の美学)

 足の裏的人間たれ(坂村 真民詩集より)

   尊いのは頭でなく、手でなく、足の裏である。
    一生人に知られず 一生汚い処と接し 黙々として、
     その務めをはたしてゆく 足の裏的仕事をし、足の裏的人間たれ。

 足の裏的(形容詞)ーーー七つの人間像=忍耐、求道、真実、報恩、耐久、判断、苦言

  ◆ 人間のもっている豊かな成熟された感情
      
      相手の ー 身になって
           ー 痛さ          うけとる情けの知恵
           ー 立場になって

  ◆ 人間がどうしたら自他ともに本当の幸福になれるかを考える心

相互扶助 (協調の心) 与える喜びの価値
無 我 自己犠牲 (献身の心) 受ける幸せの価値
自他共栄 (和敬の心) 共に活かし合う価値


  ◆ 仏道を修むるは、自己を修むるなり
        自己を修むるは、自己を忘るるなり
           自己を忘るるは、万法を証せらるる   (道元)

◎足の裏的(七つの人間像)

忍耐 我慢強い人間になろう (歓苦型)
求道 求める心を失わない人間になろう (求道向上)
真実 眼に見えない真実の力を知る人間になろう (眼聴耳視)
報恩 恩をきせない人間になろう (社会奉仕)
耐久(継続) ねばり強い人間になろう (念力持久)
判断 違いがわかる人間になろう (価値観)
苦言 愚痴らない人間になろう (少欲知足)


◎四T運動の展開

  IT革命(汝自身を知るための革命)
   今変わらなければ いつ変わる 変えるために  (自己啓発のために)

    I=私は私をー私は私に    T=変新・変進・変伸

TRUST トラスト 信頼 私は私を信じます。 自信力
TRY トライ 精進 私は私を磨きます。 自向力
TACKLE タックル 挑戦 私は私を創ります。 自創力
TURN ターン 革新 私は私を活用します。 自活力

◎四S運動

   若者よ!わが素晴らしき心に呼びかけよ  【効果的自己啓発法】

SMILE 今あなたは、ほほえんでますか
SERVICE 今あなたは、役だってますか
SPIRIT 今あなたは、やる気になってますか
SYSTEM 今あなたは、規則(やくそく)を守ってますか

◎ 人生道歌 
   
   病いも 仏のはからい

  病いに患り  病いに犯さるるは
    仏の計らいにて候
  病いに患り  病いに犯されて
    われに道心起こり候
    われに童心求め候

  病いは  生老病死の四苦にして
  人生避けがたき 気の病いなれば
  質直にして 意柔軟に
    病いと闘うもよし
    病いを友とするもよし
    病いを教訓とするもよし

  病いが癒ったのがご利益ではない
  病いをムダにしない 生活力こそ
  現世利益である

  病いこそ 生きぬくための修行
  生命の尊さを知る 道しるべ
    恐るるなかれ
    あなどるなかれ
    軽んずべからず
                     日宏 訓

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